帯状疱疹ウイルス感染の治療と対策

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により起こり、皮疹と激しい疼痛を伴います。治療はウイルスそのものへの抗ウイルス薬と、疼痛や後遺症(PHN)を予防・緩和する対症療法が中心です。

抗ウイルス薬

症状が出たら72時間以内に抗ウイルス薬を開始することが推奨されています。主な薬はアシクロビル、バラシクロビル(商品名:バルトレックス)、ファムシクロビルです。アシクロビルは1日5回、7〜10日間服用し、バラシクロビル・ファムシクロビルは1日3回、7日間服用します。主な副作用は頭痛、吐き気、嘔吐です。

鎮痛薬

痛みの強さに応じて、市販の鎮痛薬から処方されるオピオイドまで使用します。痛み止めは「必要に応じて」ではなく、一定のスケジュールで服用することが痛みのコントロールに有効です。

ステロイド薬

プレドニゾンなどの経口ステロイドは、抗ウイルス薬と併用すると炎症を抑え、痛みを軽減します。例として、初週は30 mgを1日2回、2週目は15 mgを1日2回、3週目は7.5 mgを1日2回という減量スケジュールが提案されています。ステロイドは帯状疱疹後神経痛(PHN)の発症リスク低減にも寄与します。

局所療法

開いた水疱にはカラミンローションを塗布し、かゆみや不快感を和らげます。傷が乾いた後はカプサイシンや処方のリドカインパッチが有効です。いずれも市販または処方で入手できます。

帯状疱疹後神経痛(PHN)の治療

発疹が治まっても痛みが続く場合、追加の治療が必要です。カプサイシンやリドカインの外用に加えて、三環系抗うつ薬や抗てんかん薬が用いられます。例として、就寝前に三環系抗うつ薬を25 mg、抗てんかん薬を100〜300 mg投与し、効果が得られるまで徐々に増量します。

ヘルペス - 関連記事