ピンクアイはヘルペスと同じですか?
結膜炎(通称ピンクアイ)とヘルペス性眼感染症は、どちらも目に起こる炎症ですが、原因となる微生物や症状は全く異なります。
ピンクアイ(結膜炎)とは
主に細菌やウイルスが結膜に感染することで起こります。典型的な症状は以下の通りです。
- 目の充血・赤み
- 結膜の腫れや刺激感
- 目やに(水様または膿性)
- かゆみ、光過敏
治療は原因菌に応じて抗菌薬や抗ウイルス薬が処方されます。
ヘルペス性眼感染症とは
ヘルペスウイルスは主に2種類あり、結膜炎とは別の眼疾患を引き起こします。
- 単純ヘルペスウイルス(HSV):ヘルペス角膜炎を起こし、角膜に潰瘍や瘢痕ができることがあります。
- 帯状疱疹ウイルス(VZV):眼帯状疱疹(眼帯状疱疹症)を起こし、角膜や結膜に炎症を生じます。
共通の症状は赤み、痛み、腫れで、放置すると角膜瘢痕や視力低下、緑内障に至る危険があります。治療は必ず抗ウイルス薬が必要です。
ピンクアイとヘルペス性眼感染症の主な違い
| 項目 | ピンクアイ(結膜炎) | ヘルペス性眼感染症 |
|---|---|---|
| 原因微生物 | 細菌またはウイルス(非ヘルペス系) | ヘルペスウイルス(HSVまたはVZV) |
| 主な症状 | 赤み・腫れ・かゆみ・目やに・光過敏 | 赤み・激しい痛み・腫れ・角膜瘢痕・視力低下 |
| 治療法 | 抗菌薬または抗ウイルス薬(原因に応じて) | 抗ウイルス薬(必須) |
| 感染力 | あり(接触や物品を介して) | あり(接触や物品を介して) |
| 経過期間 | 数日〜数週間で改善 | 数週間〜数か月、再発もあり得る |
| 合併症のリスク | 稀に角膜瘢痕や視力低下 | 角膜瘢痕、視力低下、緑内障など重篤 |
目に異常を感じたら、自己判断せず必ず眼科医の診察を受け、正確な診断と適切な治療を受けましょう。
