病変と接触しなくてもヘルペス単純ヘルペスウイルス1型は感染しますか?
HSV-2(性器ヘルペス)
HSV-2 は主に性器ヘルペスの原因ウイルスです。感染は、感染者の潰瘍や水疱と直接接触するか、精液・膣分泌液などの体液に触れることで起こります。症状が出ていない正常な皮膚(病変のない部位)からの感染は、極めて稀です。
HSV-1(口唇ヘルペス)
HSV-1 は主に口唇ヘルペス(いわゆる口内ヘルペス)の原因ウイルスです。感染は、感染者の口唇の潰瘍や水疱、または唾液などの口腔分泌物と直接接触することで起こります。
興味深いことに、HSV-1 は症状が出ていない時でもウイルスが皮膚や粘膜から微量に放出される「無症状ウイルス排泄(asymptomatic shedding)」が起こります。そのため、病変がなくてもキスや食器の共有などで感染する可能性があります。無症状排泄は口腔内が主で、非病変部位の皮膚からの感染はまれですが、完全に排除できるわけではありません。
まとめると、HSV-2 は病変がない皮膚からの感染はほぼ起こりませんが、HSV-1 は無症状時でも口腔内からの感染リスクがあり、病変がなくても感染が起こり得ます。
