定義

水痘(水ぼうそう)にかかるとウイルスは神経根に潜伏し、後に帯状疱疹(ヘルペス・ゾスター)として再活性化します。主に高齢者や免疫低下者が、同じウイルスに再曝露された際に発症します。

水痘と帯状疱疹の違い

帯状疱疹は古代ギリシャ時代から記録されており、当時は天然痘(小児痘)と区別がつきにくかったとされています。18世紀後半、ウィリアム・ヘバーデンは帯状疱疹の皮疹と特徴を詳細に記述し、天然痘との鑑別方法を提示しました。さらに、ウィリアム・オスラーは両者は全く異なる疾患であり、一方に感染しても他方の感染を防げないことを指摘しています。

科学的進展

1831年、リチャード・ブライトが帯状疱疹と神経との関係を初めて提唱しました。1861年にはフェリックス・フォン・バーレンスプランが自死体解剖により神経根の損傷を確認しました。ヘンリー・ヘッドとA.W.キャンベルは21例の剖検を通じて神経根損傷と帯状疱疹症状の相関を明らかにし、病理学的理解を深めました。