子どもの単純ヘルペスの治療と予防
原因
子どもが単純ヘルペスウイルス1型に感染する主な経路は、症状が出ている人との接触です。口唇ヘルペス(口周りの水疱)ができている人とキスしたり、同じ食器やカトラリーを使うことでウイルスが移ります。
単純ヘルペスウイルス2型が子どもの性器に現れる場合、出生時に母親から感染した可能性があります。また、性的接触や、口唇ヘルペスから性器へウイルスが移ることでも感染します。性器に水疱ができたら、必ず医師の診察を受けてください。
主な症状は以下の通りです。
- 口周りの痛みやチクチク感
- 水疱ができる数日前に硬いしこりが触覚できる
- リンパ節の腫れ
- 喉の痛み
- 発熱
- よだれが増える
治療
ヘルペスに感染した子どもは必ず医師の診察を受けましょう。医師は抗ウイルス薬(アシクロビル、ファムシクロビル、バラシクロビルなど)や外用薬(ドコサノール、ペンシクロビル)を処方し、発症や再発を抑えることができます。
発症中は、局所麻酔剤(リドカイン含有軟膏)やベンジルアルコールなどの市販薬で痛みを和らげられます。カーメックスなどのリップクリームも痛み軽減と治癒促進に役立ちます。
解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)で不快感を和らげ、温湿布や冷湿布で症状を緩和できます。ただし、患部をかむ・つまむ・はがすなどの行為は治癒を遅らせ、ウイルス拡散の原因になるため、絶対にやめさせましょう。
予防
単純ヘルペスウイルス1型は子どもに最も一般的なウイルスで、成人になるまでに多くの人が感染しますが、必ずしも発症するわけではありません。感染した子どもが再発を防ぐためのポイントは次の通りです。
- 十分な睡眠を取る
- ストレスをできるだけ避ける
- 発症中は他人とキスや身体的接触をしない
- リップクリーム、日焼け止め、タオル、歯ブラシなどの個人用品は共有しない
- 食器やコップは共有しない
- 手洗いを頻繁に行う
- 患部に触れた手で体の他の部位を触らない
- 日光は発症のきっかけになるため、日焼け止めを使用する
- 必要に応じて医師と相談し、抗ウイルス薬の予防的使用を検討する
