HSV-1 が引き起こす口唇ヘルペスの感染段階と対策
ヘルペス単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)
口唇ヘルペスは主に唇に現れる水疱で、HSV-1 が原因です。発症中はウイルスが体液に含まれ、あらゆる段階で感染力があります。キスや食器、化粧品、タオルなど口に触れるものの共有は避けましょう。
感染段階
口唇ヘルペスは以下の5段階に分けられ、症状は約7〜12日続きます。
- チクチク感(潜伏期):かゆみやピリピリ感が現れ、赤く腫れた斑点ができ始めます。
- 水疱期:1〜2日で小さな水疱が形成され、約2日間続きます。
- 滲出期(破裂期):水疱が破れ、ウイルスを多く含む液体が漏れ出します。この段階が最も感染力が強いです。
- かさぶた期:液体が乾き、赤い潰瘍が灰色に変わり、かさぶたが形成されます(1〜2日)。
- 治癒期:かさぶたが自然に剥がれ、皮膚が正常に戻ります。
症状とサイン
初期にチクチク感やかゆみを感じ、次第に赤く腫れた斑点が現れます。水疱が破裂し液体が漏れ出すと、周囲の皮膚は灰色に変化し、最終的にかさぶたとなります。
感染経路
HSV-1 は HSV-2(性器ヘルペス)と同じウイルス科に属し、口唇だけでなく指や性器にも感染します。主な感染経路は、キス、化粧品や食器の共有、食べ物の共有などです。成人の約80%が HSV-1 に感染しており、免疫は抗体で対抗しますが、完全にウイルスを排除できないことがあります。
潜伏と再活性化
免疫力が低下したり、強いストレスを受けたりすると HSV-1 が再活性化し、同じ神経節にある同じ部位で再発します。風邪や他の感染症、睡眠不足、過度の疲労がきっかけとなります。
現在、根治療法はありませんが、痛み止めや抗ウイルス薬(例:アシクロビル)で症状を軽減できます。
