非定型ヘルペス症状とは?見落としがちなサインと対策
事実
ヘルペスウイルス1型(HSV-1)または2型(HSV-2)による性行為感染症(STD)です。多くの患者は軽微な症状しか現れませんが、主に性器部位に水疱ができ、初発後2〜4週間で治癒します。CDCの統計によると、12歳以上の米国人口約4500万人、すなわち5人に1人が性器ヘルペスに感染したことがあります。
重要性
『ヘルペスの真実』の著者スティーブン・サックス博士によれば、ヘルペスは患者や医師の両方が蜘蛛の咬傷、酵母感染、痔、にきび、帯状疱疹、水ぶくれ、摩擦などと誤診しやすいです。症状が見えない感染者からも感染が起こり得ます。この誤診と無症状感染のリスクがあるため、非定型症状に注意し、早期診断と治療を受けることが重要です。
診断ポイント
性器ヘルペスの非定型症状としてよく報告されるものは次のとおりです。
- 排尿時の痛み(排尿困難)
- 原因不明の膣分泌物や膣炎
- インフルエンザ様症状(発熱、頭痛、筋肉痛)や鼠径部のリンパ節腫脹
- 脚の痛み
- 頭痛
- 軽いかゆみや軽度の不快感
検査と留意点
非定型症状がある場合、ヘルペス感染の確定はウイルス培養または血液検査で行います。水疱があるときは培養、症状が乏しいときや無症状時は血中抗体を調べます。ただし偽陽性が起こることがあるため、低リスク集団のスクリーニングには推奨されません。近年はPCRによるウイルス遺伝子検出や迅速蛍光抗体検査などの新しい手法も利用されています。
予防・治療
米国社会保健協会によると、FDA承認の性器ヘルペス治療薬は次の3つです。
- アシクロビル(商品名:ゾビラックス®)
- バラシクロビル(商品名:バルトレックス®)―アシクロビルが有効成分
- ファムシクロビル(商品名:ファムビル®)
バラシクロビルやファムシクロビルは体内で長時間持続し、服用回数が少なくて済みます。治療は「エピソード療法」(再発の兆候が出たら服用開始)と「抑制療法」(毎日服用してウイルスの活動を抑える)の2種類があります。
