帯状疱疹(ヘルペス・ゾスター)とは何か、対策と対処法

帯状疱疹はウイルス感染症です。水痘(水ぼんたん)ウイルスが神経組織に潜伏したまま数年経ち、再活性化すると神経の経路に沿って皮膚表面へと広がります。

帯状疱疹に関する基本的なポイント

  1. 誰でも罹患の可能性がある

    水痘にかかったことがある人は、誰でも帯状疱疹になるリスクがあります。特に高齢者や免疫力が低下している人に多く見られ、ストレスや疲労も発症の一因と考えられています。再発はまれですが、完全に起こらないわけではありません。

  2. 発症部位は神経支配領域に限定される

    水痘は全身に発疹が出ますが、帯状疱疹はほぼ必ず体の片側だけに現れます。神経が支配する領域—例えばおへそから背骨にかけての帯状の範囲—に限って発症し、反対側は正常です。体幹、首、顔、頭皮、腕・脚など、どこにでも出現する可能性があります。

  3. 主な症状

    最初は皮膚のしびれやチクチク感、軽い灼熱感やかゆみが現れます。その後、赤みが出て小さな膿疱ができ、次第に水ぶくれへと進行します。水ぶくれは破れてかさぶたになり、最終的には軽いかゆみが残りますが、水痘ほど激しいかゆみはありません。

  4. 伴う症状と合併症

    激しい疼痛が起こることがあり、頭痛、吐き気、腹部痛、寒気、発熱を伴うこともあります。症状は最大で4週間続くことがあり、疼痛や皮膚感覚の異常が数か月残ることや、永久的な瘢痕が残ることがあります。掻くと症状が悪化します。

  5. 早期受診の重要性

    原因不明の発疹が出たら、できるだけ早く医師に相談してください。早期治療により症状の重症化や合併症を防げます。抗ウイルス薬や抗炎症外用薬、鎮痛薬が処方されることがあります。患部に冷湿布を当てると痛みが和らぎます。60歳以上の方には帯状疱疹ワクチン接種が推奨されることがありますので、主治医に相談しましょう。

  6. 他者への配慮

    水疱が破れている場合、まだ感染力があります。水痘にかかったことがない幼児、妊婦、免疫不全者との接触は避けてください。特に眼の周りに発疹が出た場合は、すぐに眼科医の診察を受けましょう。

  7. 受診の目安

    発熱や激しい疼痛、目の近くに発疹がある、または高齢・免疫低下状態の場合は、速やかに医師の診察を受けることが必要です。

ヘルペス - 関連記事