帯状疱疹治療に用いる薬剤
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)による二次感染で、ヘルペスウイルス科に属します。そのため、他のヘルペス感染症と同様に抗ウイルス薬で治療し、痛みや神経障害を抑える薬剤も併用します。
抗ウイルス薬
- アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルの3種類が主に使用されます。バラシクロビルとファムシクロビルは吸収効率が高く、1日1〜2回の服用で済むため、アシクロビルに比べて服薬回数が少なくてすみます。
コルチコステロイド
- 炎症や腫れを抑え、神経障害の予防に用いられます。抗ウイルス薬と併用すると、痛みの軽減と帯状疱疹後神経痛(PHN)の発症リスク低減が期待できると報告されています(例:2000年4月15日付『American Family Physician』)。
市販の鎮痛薬(OTC)
- 痛みの程度が軽い場合は、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの一般用鎮痛薬で対処できます。
麻薬性鎮痛薬
- OTC薬で十分な鎮痛が得られない場合は、医師の処方によりオピオイド系鎮痛薬が使用されます。
外用薬(局所治療)
- カラミンローションは水疱がまだ残っている段階でのかゆみ・痛み緩和に有効です。
- カプサイシンクリームは水疱が乾いた後に使用し、痛覚神経の過敏を抑えます。
- リドカイン貼付剤は患部に直接貼付し、局所的な疼痛を和らげます。
