ハンセン病予防の二次・三次レベルとは?
一次予防
ハンセン病の発症を未然に防ぐための取り組みです。主な方法は以下の通りです。
- 健康教育・啓発活動:ハンセン病の症状や感染経路を広く知らせ、早期発見につなげます。
- ワクチン接種:一部の国で研究が進んでいますが、現時点で有効なワクチンは一般に利用できません。
二次予防
感染が疑われた段階で早期に診断・治療し、さらなる感染拡大と合併症を防ぎます。
- 早期診断と多剤併用療法(MDT)の開始:確実にM. lepraeを除去し、薬剤耐性の発生を防ぎます。
- 接触者調査:患者と密接に接した人々を検査し、潜在的な症例を早期に発見・治療します。
三次予防
既に障害が生じた患者に対し、機能回復と社会復帰を支援します。
- 障害予防・リハビリテーション:理学療法、作業療法、適切な靴の提供などで神経障害や筋力低下による障害を防止します。
- 変形の外科的矯正:進行した変形に対し手術や再建手術を行い、生活の質を向上させます。
- 心理的支援と社会復帰支援:差別や偏見に対処するため、カウンセリングや社会福祉サービスを提供し、患者の精神的・社会的自立を支援します。
