子どものエイズ治療
世界保健機関(WHO)の2007年の報告によると、HIV/エイズに感染した子どもは約210万人います。多くの子どもが抗レトロウイルス薬(ARV)療法を受けられず、余命を縮めています。ARVは子どものエイズ治療に最も効果的です。
UNICEFは、HIV/エイズは子どもにとって特に侵略的で、治療がなければ免疫防御機能が損なわれると指摘しています。
抗レトロウイルス薬(ARV)
- ARVおよび高度に活性化された抗レトロウイルス療法(HAART)は、子どものエイズによる病気や死亡率を大幅に低減させる安全かつ有効な治療法です。
診断と治療開始の指針
- 治療開始の判断にはCD4検査が用いられ、Tヘルパー細胞(CD4陽性細胞)の数が減少していると免疫力が低下しているとみなされ、ARV療法の開始が推奨されます。
開始時期に関する考慮点
- 子どもの治療開始年齢については議論が続いています。医療提供者は、早期治療による利益と、薬剤耐性や副作用のリスクを慎重に比較検討しています。
薬剤構成(フォーミュレーション)
- ARVは最低でも3種類の薬剤で構成すべきです。具体的には、2つのヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NRTI)と、プロテアーゼ阻害薬(PI)または非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NNRTI)のいずれかを組み合わせます。
投与量(ドーズ)
- 子どもの体重または体表面積に基づいて投与量が決定されます。成長に伴い定期的に投与量を再評価し、治療開始後は毎日欠かさず服用する必要があります。
副作用
- ARV療法には軽度から重度までの副作用が報告されています。プロテアーゼ阻害薬はコレステロールや中性脂肪の上昇を引き起こすことがあり、エファビレンツは精神症状を伴うことがあります。また、一時的な下痢、吐き気、頭痛なども見られます。
