エイズ(AIDS)と診断される条件とは?
エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染の最終段階で、免疫機能が著しく低下し、致命的な感染症や特定のがんに罹りやすくなります。
エイズと診断される基準
1. CD4 カウントが低下
CD4陽性T細胞(免疫に重要な白血球)の数が 200 cells/mm³ 未満になると、エイズと診断されます。健康な成人の CD4 カウントは通常 500〜1,200 cells/mm³ です。
2. 免疫不全関連疾患(OIs)の出現
以下のような進行した HIV 感染に伴う機会感染症が確認された場合もエイズと診断されます。
- 肺胞マイコプラズマ肺炎(PCP)
- 脳トキソプラズマ症
- クリプトコッカス髄膜炎
- カポジ肉腫(がん)
- その他の重篤な機会感染症
3. 重篤な HIV 関連症状
CD4 カウントが 200 cells/mm³ 以上でも、持続的な発熱、体重減少、下痢、神経障害などの重い HIV 関連症状がある場合はエイズと診断されることがあります。
診断基準は国や医療機関によって若干異なることがありますが、通常は血液検査での CD4 カウント測定、症状の確認、既往歴の評価などを総合的に判断して診断が下されます。
