エイズ(AIDS)とは何か?概要と予防・治療
エイズ(AIDS)とは
エイズ(Acquired Immunodeficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染が進行した、生命を脅かす状態です。HIV はレトロウイルスで、体の免疫システムを標的にし、感染症や一部のがんに対する防御力を低下させます。
感染経路
HIV は主に以下の方法で感染します。
- コンドームなどで保護されていない性行為
- 注射器やその他の薬物使用具の共用
- 妊娠・出産・授乳期間中の母子感染
- 感染した血液や体液との直接接触
初期症状と進行
感染直後(急性期)には、発熱、発疹、筋肉痛、倦怠感などの症状が現れることがあります。症状がなくなる潜伏期を経て、ウイルスは免疫細胞を破壊し続け、重篤な感染症や特定のがんを引き起こすリスクが高まります。
エイズの定義
免疫機能が著しく低下し、致命的な感染症や合併症が頻発する段階がエイズです。CD4⁺T細胞数が一定以下になると、エイズと診断されます。
治療と管理
HIV は適切な治療により管理可能な慢性疾患です。抗レトロウイルス療法(ART)は複数の薬剤を組み合わせ、ウイルスの増殖を抑制し、エイズへの進行を遅らせます。早期診断と継続的な医療を受けることで、長く健康な生活が可能です。
予防策
感染拡大防止のために、以下の対策が重要です。
- コンドーム使用などの安全な性行為
- 使い捨ての注射器や滅菌済みの器具を使用
- 感染血液や体液への接触を避ける
これらの予防策を実践することで、HIV の感染リスクを大幅に低減できます。
