HIVが影響を及ぼす臓器はどこか?
急性期のHIV感染
感染初期(急性期)では、HIVは主に以下の臓器に影響を与えます。
- リンパ節
- 脾臓(ひぞう)
- 肝臓
- 骨髄
- 消化管
- 皮膚
慢性期(AIDS)における影響
感染が進行し免疫機能が低下すると、HIVは様々な臓器やシステムに障害をもたらします。
- 免疫系:CD4⁺T細胞を破壊し、免疫力が著しく低下します。
- 脳・神経系:中枢神経系に侵入し、HIV関連認知症(HAND)や脳炎、髄膜炎を引き起こすことがあります。
- 心臓:心筋梗塞、脳卒中、心不全など心血管疾患のリスクが増大します。
- 腎臓:腎不全や腎炎を引き起こすことがあります。
- 肝臓:慢性肝炎、肝線維化、肝硬変のリスクが高まります。
- 肺:肺炎(例:Pneumocystis jirovecii肺炎)や結核の罹患率が上昇します。
- 眼:サイトメガロウイルス性網膜炎やHIV網膜症による視力低下が起こります。
- 消化管:口腔カンジダ症、食道カンジダ症、慢性下痢などが見られます。
- 筋骨格系:筋力低下、倦怠感、関節痛が生じます。
- 皮膚:発疹、かゆみ、潰瘍など様々な皮膚症状が現れます。
