テストステロン補充療法の副作用と注意点
危険な副作用
テストステロン補充療法は、前立腺肥大や前立腺がんのリスクを高める可能性があります。そのため、前立腺がん既往歴のある方や前立腺肥大が疑われる方は、治療を受けるべきではありません。
その他の副作用
比較的頻度は低いものの、以下の症状が報告されています。
- にきびの悪化
- 乳房の肥大(女性化乳房)
- 体液貯留によるむくみ
- 精巣の縮小
- 睡眠時無呼吸症候群の症状悪化
治療中はこれらの症状に注意し、異常を感じたら速やかに医師に相談してください。
スクリーニング
テストステロン補充療法を開始する前に、前立腺の検査(PSA測定や直腸指診)を受けることが推奨されます。これにより、治療開始後の前立腺肥大やがんのリスクを事前に把握できます。
治療の意義
低テストステロン症状に悩む男性にとって、ホルモン補充は生活の質向上や筋力・骨密度の改善など多くのメリットがあります。ただし、副作用を正しく理解し、医師とリスクとベネフィットを比較検討することが重要です。
若年男性への注意点
若年層でテストステロン補充療法を受けると、精子産生が抑制され、精子数が減少することがあります。その結果、妊娠可能性が低下するため、将来的に子どもを望む場合は特に注意が必要です。
