性器いぼ(尖圭コンジローマ)の特徴と対策
概要
性器いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる最も一般的な性感染症のひとつです。HPVは40種類以上存在し、感染していても症状が出ないことがあります。いぼ自体は生命に危険を及ぼすものではありませんが、かゆみや不快感を伴うことがあります。
発生場所
性器いぼは、男女ともに性器全域や内腿にできることがあります。女性では外陰部、膣内、肛門、稀に子宮頸部に、男性では陰茎の先端や幹、陰嚢、肛門に発生します。また、口腔セックスにより喉や口腔内にできることもあります。
症状
いぼは小さく肌色から灰色がかるものまでさまざまです。平らなものや隆起したものがあり、単発でも集団でカリフラワー状に広がることもあります。主な症状は強いかゆみ、排尿時の灼熱感や痛み、性交時の不快感です。掻いたり摩擦がかかると出血することもあります。
受診の目安
いぼが疑われる場合は、医師の診断を受けましょう。顕微鏡やコルポスコープで確認し、正式な診断が下されます。妊娠中は大量かつ大きないぼが分娩を妨げることがあり、稀に母子で喉にいぼが感染するケースも報告されています。
治療法
CDCによれば、いぼは感染後数週間から数か月で出現することがありますが、自然に消えることもあります。ただしウイルスは体内に残り続けます。強いかゆみ・灼熱感がある、外見が気になる場合は治療が推奨されます。医師は外用薬、電気焼灼、外科的除去などを行いますが、いぼが消えてもHPV自体は根本的に除去できません。再発はあり得ますが、多くの場合ウイルスは休止状態です。
予防策
最も確実な予防は性行為を全て控えることです。次に有効なのは、互いに他の性パートナーと接触しない一夫一婦制の関係です。コンドームは部分的な防御しか提供できません。いぼは性器全域にできる可能性があるためです。
