低体温症(ハイポサーミア)の症状と応急処置
低体温症とは
低体温症は、体が熱を産生する速度よりも速く熱を失うことで、体温が危険なほど低下する医学的状態です。症状は体温の低下度合いによって異なりますが、主な症状は以下の通りです。
主な症状
- 震え(体が止まらないほどの振戦)
- 混乱・判断力低下
- 眠気・倦怠感
- 協調運動障害(手足の動きがぎこちない)
- 言語障害(言葉がもつれる)
- 呼吸が浅く遅くなる
- 脈拍が弱くなる
- 皮膚が蒼白で冷たくなる
- 筋肉が硬直する
- 瞳孔が拡大する
- 意識喪失
低体温症が疑われる場合の応急処置
低体温症が疑われる人がいたら、すぐに医療機関へ連絡し、以下の対策を行ってください。
- 可能な限り暖かい場所へ移動させる。
- 濡れた衣服はすぐに脱がせ、乾いた毛布や衣類で体を覆う。
- 体幹部(胸や背中)に温かい湯たんぽや加熱パッドを当てる。ただし、直接肌に当てず、タオルなどで包む。
- アルコールを含まない温かい飲料(例:甘いお茶やスープ)を少量ずつ飲ませる。
- 呼吸と脈拍を定期的に確認し、異常があればすぐに報告する。
- 意識がある場合は、眠らせずに会話を続け、覚醒状態を保つ。
注意点として、四肢をこすったりマッサージしたりしないでください。血流が急激に変化し、組織損傷を引き起こす恐れがあります。
