低体温症(ハイポサーミア)の症状と応急処置

低体温症とは

低体温症は、体が熱を産生する速度よりも速く熱を失うことで、体温が危険なほど低下する医学的状態です。症状は体温の低下度合いによって異なりますが、主な症状は以下の通りです。

主な症状

  • 震え(体が止まらないほどの振戦)
  • 混乱・判断力低下
  • 眠気・倦怠感
  • 協調運動障害(手足の動きがぎこちない)
  • 言語障害(言葉がもつれる)
  • 呼吸が浅く遅くなる
  • 脈拍が弱くなる
  • 皮膚が蒼白で冷たくなる
  • 筋肉が硬直する
  • 瞳孔が拡大する
  • 意識喪失

低体温症が疑われる場合の応急処置

低体温症が疑われる人がいたら、すぐに医療機関へ連絡し、以下の対策を行ってください。

  1. 可能な限り暖かい場所へ移動させる。
  2. 濡れた衣服はすぐに脱がせ、乾いた毛布や衣類で体を覆う。
  3. 体幹部(胸や背中)に温かい湯たんぽや加熱パッドを当てる。ただし、直接肌に当てず、タオルなどで包む。
  4. アルコールを含まない温かい飲料(例:甘いお茶やスープ)を少量ずつ飲ませる。
  5. 呼吸と脈拍を定期的に確認し、異常があればすぐに報告する。
  6. 意識がある場合は、眠らせずに会話を続け、覚醒状態を保つ。

注意点として、四肢をこすったりマッサージしたりしないでください。血流が急激に変化し、組織損傷を引き起こす恐れがあります。

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