体温調節機構(ボディサーモスタット)とは?
人体は臓器・組織・体液が連携し、恒常的な体温を保つことで正常に機能します。脳の視床下部にある体温調節中枢が体温を感知し、異常があれば他の臓器に指示を出します。
熱への反応
太陽や暖房などの外的熱源にさらされると、皮膚の温度受容体と血流から体温上昇が伝わります。視床下部は汗腺の分泌を促し、発汗により体内熱を放散します。発汗で失われた水分は速やかに補給しないと脱水の危険があります。また、体温上昇時は倦怠感を感じて横になるなどの行動的反応も見られます。
寒さへの反応
寒冷環境に長時間いると皮膚温度が急激に低下し、冷感受容体が血液の冷却を感知します。視床下部はこれを検知し、熱産生と熱散失防止の反応を開始します。代表的な無意識反応として筋肉の収縮(震え)や毛立ち(鳥肌)が起こり、皮膚全体に小さな突起が現れます。
代謝による反応
食事から得たエネルギーは成長や組織修復、運動時の活動に利用され、余剰エネルギーは熱に変換されます。視床下部はこの熱を調整し、適切な体温を維持します。
