リーシュマニア症についての回答

リーシュマニア症は、リーシュマニア属の原虫が原因となる感染症です。感染は、感染したメスのサンドフライ(ツェツェバエ)に刺されることで人や動物に広がります。

主な臨床像

1. 内臓リーシュマニア症(VL)

最も重篤な形態で、発熱、体重減少、貧血、脾腫などが見られます。治療しない場合は致死的です。

2. 皮膚リーシュマニア症(CL)

皮膚に潰瘍や結節、プラークができる症状です。自然治癒するものもありますが、残痕を残すことがあります。

3. 粘膜皮膚リーシュマニア症(MCL)

皮膚リーシュマニア症の中で最も重い形態で、鼻や口、咽頭の粘膜組織が破壊されます。

疫学

世界中の熱帯・亜熱帯地域で公衆衛生上の問題となっており、年間約130万人が新たに内臓リーシュマニア症に罹患すると推定されています。特に南米、東アフリカ、東南アジアで多く見られます。

診断

組織のスミアや培養を顕微鏡で観察する方法が一般的です。

治療

主に五価アンチモニアル系薬剤(例:スチブグルコン酸ナトリウム)やパロモマイシンが使用されます。

予防

サンドフライに刺されないように、長袖・長ズボンの着用、虫除け剤の使用、蚊帳の利用などが有効です。

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