サルモネラ・チフス(Salmonella Typhi)の兆候と症状
サルモネラ・チフス(Salmonella Typhi)は腸チフスの原因菌です。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、この細菌はヒトにのみ宿り、汚染された水や食料、飲料を通じて感染します。米国では年間約400例と稀な疾患ですが、ほとんどは発展途上国から持ち込まれたケースで、世界では毎年約2,150万人が感染すると推定されています。
発熱
- 感染初期に最も一般的な症状は高熱で、体温は摂氏39〜40度(華氏103〜104度)に達し、数日間続くことがあります。
消化器系の症状
- 腹部の痛みや不快感が現れ、下痢や血便が見られることが多いです。治療が遅れると下痢は悪化し、稀に便秘になることもあります。
神経系の症状
- 治療せずに感染が進行すると、興奮、注意力や集中力の低下、気分の変動、錯乱、幻覚などの神経症状が現れます。重症期(チフス状態)になると、錯乱や無動状態になることがあります。
その他の兆候・症状
- 極度の倦怠感、喉の痛み、体重減少、脱力、鼻血が見られることがあります。また、赤みを帯びた小さな平坦な斑点の発疹が出ることもあります。
- これらの症状は他の感染症と類似するため、確定診断は血液、便、体液の培養検査が必要です。
