寄生虫は他の生物に依存して生きる微生物や虫の総称です。原虫や線虫などが子どもの体内で増殖すると、毒素を分泌したり栄養を奪ったりしてさまざまな健康障害を引き起こします。

主な寄生虫

  • ジアルジア・ラムブリア:汚染された水や糞便を介して感染し、腸や胆嚢に炎症を起こす原虫。
  • 回虫(はん虫):汚れた手や寝具、衣類を通じて体内に入り、大腸や小腸に寄生します。
  • 回虫(丸虫):食物に付着した卵を摂取することで感染し、小腸や他の臓器に寄生します。
  • ノミ・ダニ:直接の接触や動物からの接触で人に付着し、血液を吸います。
  • シラミ(頭シラミ):人と人の直接接触で広がり、頭皮の血液を吸います。

感染経路

  • 動物の糞便、虫刺され、汚染された水や食物、手指の不衛生が主な感染経路です。
  • 保育園や公共プールなど多くの子どもが集まる環境では、寄生虫感染が特に起こりやすいとされています(米CDC)。

主な症状

  • 下痢、胸痛、排便習慣の変化、腹部のゴロゴロ感
  • 鼻づまり、肛門や鼻のかゆみ、頭痛、腹痛、膨満感、ガス、めまい、吐き気

診断と治療

  • 医師は便、血液、痰などの検体を採取し、顕微鏡やPCRで寄生虫の有無を確認します。
  • 感染が確認された場合、薬剤治療が行われます。例として、アメーバ感染にはメトロニダゾール(フラジル)、ジアルジア感染にはニトロフラントイン(アタブリン)などが処方されます。

予防策

  • 石鹸と流水で手洗いを徹底し、特に食事前やトイレ後は必ず行う。
  • 生野菜や果物は十分に洗浄し、加熱できるものは加熱してから食べる。
  • 公共のプールや保育施設では、衛生管理が行き届いているか確認する。