結核検査とは?
結核(TB)とは
結核は結核菌(Mycobacterium tuberculosis)による深刻な感染症で、主に肺を侵しますが、腎臓や骨、脊椎、脳など全身に広がることがあります。治療せずに放置すると致命的になる可能性があります。主な症状は、血痰を伴う慢性咳嗽、発熱、夜間の発汗、体重減少などです。
検査が必要な理由
結核に曝露した可能性がある場合や、医療従事者・介護施設のスタッフなど感染リスクが高い職種の人は定期的に検査を受けます。また、咳や胸部痛など結核の疑い症状がある場合も検査が推奨されます。
結核検査の方法
結核検査は、皮膚に少量のツベルクリン(結核菌抽出物)を注射し、48〜72時間後に医師が反応部位を観察するシンプルな検査です。結果は皮膚の腫脹(赤みやしこり)の大きさで判定します。
陽性結果の意味
陽性反応は、皮膚の腫脹が5mm以上であれば、検査対象者のリスク要因(HIV感染、ステロイド使用、結核患者との接触など)に応じて陽性と判定されます。10mm以上は糖尿病や腎不全、医療従事者で陽性とみなされ、15mm以上はリスクがなくても陽性と判断されます。ただし、陽性だからといって必ずしも活動性結核があるわけではなく、胸部X線検査でさらなる評価が必要です。
検査のリスク
検査自体による結核感染のリスクはありません。過去に陽性反応があった人が再検査を受けると、注射部位が強く赤く腫れることがありますが、稀に未経験者でも起こります。重篤な副作用はほとんど報告されていません。
