伝染性単核球症(モノ)の治療と対策

概要

伝染性単核球症(別名:モノ、腺熱)は、エプスタイン・バールウイルス(EBV)によって引き起こされる感染症です。感染した唾液との接触で広がるため「キス病」とも呼ばれますが、通常は重篤ではなく自然に回復します。ウイルス感染のため抗生物質は効果がなく、主な治療は十分な休養と水分補給です。

症状

  • 発熱、倦怠感、喉の痛み、頭痛などのインフルエンザ様症状
  • 首や腋窩(わきの下)のリンパ節腫脹
  • 皮膚発疹、脾臓腫大、夜間の発汗、食欲低下など

一般的な症状は数週間で改善しますが、脾臓の腫れやリンパ節の腫れは1か月以上続くことがあります。症状が2週間以上改善しない場合は速やかに医師に相談してください。

薬物療法

  • 基本的には症状緩和を目的とした対症療法です。
  • 細菌性の喉の炎症や副鼻腔炎が合併した場合は、抗生物質が処方されます。
  • 扁桃腺の腫れが強いときは、プレドニゾロンなどのステロイドが使用されることがあります。
  • アモキシシリンなど一部の抗生物質は発疹を引き起こすことがありますが、これは無害で薬剤を変更すれば改善します。

生活習慣の対策

  • 喉の痛みは、塩水(200mlの水に小さじ½の塩)でうがいすると緩和します。
  • 十分な水分と果汁を摂取し、喉の潤いと全身の水分バランスを保ちます。
  • 頭痛や体の痛み、熱には、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの市販の非ステロイド性抗炎症薬を使用できます。
  • 症状が軽減し始めたら、最低でも1か月は激しい運動を避け、十分な休養を取ることが重要です。特に脾臓が腫れている場合、激しい運動は破裂や内出血のリスクがあります。

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