クロストリジウム感染症(偽膜性大腸炎)
クロストリジウム・ディフィシル(C. diff)による感染症は、偽膜性大腸炎とも呼ばれ、腸内に常在する細菌が抗生物質使用や入院中の高齢者で増殖し、下痢や腸炎を引き起こします。
軽度の症状
- 1日3回以上の水様性下痢、腹部の痙攣や痛みなど。
重度の症状
- 大腸炎、激しい腹痛、発熱、嘔吐、食欲不振、体重減少、脱水、頻回の下痢など。
合併症
- 重度の脱水、腎不全、腸穿孔、毒性巨大結腸(破裂の危険あり)など。治療が遅れると致命的になることもあります。
治療法
- メトロニダゾール(フラジル)やバンコマイシン(バンコシン)などの特異的抗生物質、酵母サッカロミセス・ボウラーディなどのプロバイオティクス、重症例では外科的切除が必要になることもあります。
予防策
- 介護者は手指衛生や環境消毒を徹底し、高齢者は不要な抗生物質の使用を避けることが重要です。
