結核はどのように増殖し、広がるのか?
結核菌の増殖
結核(TB)は、主に肺に感染するMycobacterium tuberculosis(結核菌)という細菌が原因です。結核菌は無性生殖で増殖します。
二分裂
結核菌は二分裂により増殖します。細菌は自身のDNA(デオキシリボ核酸)を複製し、同一の娘細胞を作ります。
芽分裂
二分裂に加えて、結核菌は芽分裂でも増殖します。親菌から小さな芽が形成され、やがて独立した新しい菌体になります。
成長が遅い
結核菌は増殖速度が遅く、1回の細胞分裂に約15〜20時間かかります。この遅い増殖は感染が長期間持続し、治療期間が長くなる要因です。
結核の感染拡大
空気感染
感染者が咳やくしゃみ、会話をすると、結核菌を含む極小の飛沫が空中に放出されます。これらの飛沫は数時間にわたり空気中に漂います。
吸入
健康な人がこれらの飛沫を吸い込むと、結核菌が肺に入り増殖を開始します。
潜伏感染
感染後、免疫が菌の増殖を抑えると症状は現れず、伝染性もありません。この状態を潜伏結核感染と呼びます。
活動性結核
免疫力が低下したり、菌株が強い場合、潜伏感染が活動性結核に移行します。主な症状は持続する咳、発熱、夜間の発汗、体重減少などです。
すべての接触者が結核になるわけではなく、免疫状態、菌株、曝露時間などがリスクに影響します。
