アナプラズマ症(アナプラゾーシス)の治療法
アナプラズマ症は、感染したダニが媒介する細菌「Anaplasma phagocytophilum」によって引き起こされます。同じダニはライム病も運ぶため、1回の刺咬で両方に感染する可能性があります。症状はインフルエンザ様の重い倦怠感や発熱などですが、現代の抗生物質で治療可能です。
ドキシサイクリン療法
アナプラズマ症は細菌性疾患なので、抗生物質で除菌できます。ミネソタ州保健局(MDOH)や米国疾病予防管理センター(CDC)では、ドキシサイクリンが最も効果的とされています。投与量は1回100 mgを1日2回、患者が少なくとも3日間熱が下がるまで継続します。
テトラサイクリン系抗生物質療法
テトラサイクリン系の抗生物質も有効です。特に屋外での活動後に早期に投与することが推奨されています。ただし、妊婦への使用は胎児の歯や骨の形成障害リスクがあるため、避けるべきです。
対症療法(緩和ケア)
症状がインフルエンザ様であるため、体を温め、ビタミンや電解質を含むスープやブロスを摂取し、十分な水分補給を行います。また、安静にし、過度な運動は控えます。
予防策
CDCは予防を最優先としています。野外に入る際は、ブーツに入れ込む長ズボン、長袖のシャツを着用し、明るい色の服装を選びましょう。明るい色は熱を反射しやすく、ダニを視認しやすくなります。ダニに付着したら、ピンセット等で直接手ではなく確実に除去してください。
