診断
連鎖球菌性咽頭炎は、喉の激しい痛みと発熱を伴うことが多く、嚥下時に痛みや違和感があります。鏡で喉を確認すると、扁桃が赤く腫れ、白や黄色の膿が見えることがあります。悪臭を感じることもあります。
医師は迅速抗原検査(数分で結果)を行い、必要に応じて喉の培養検査(結果は1〜2日)で確定診断します。
治療法
連鎖球菌は細菌なので、抗生物質による治療が基本です。ペニシリンが第一選択薬ですが、アレルギーがある場合はエリスロマイシンなどの代替薬が処方されます。
抗生物質と併せて、以下のセルフケアが回復を助けます。
- 刺激の強い食べ物は避け、プリンやアイスクリームなど柔らかくて喉に優しい食品を摂取する。
- オレンジジュースやグレープフルーツジュースなど酸性の飲料は刺激になるため、ぶどうジュースやリンゴジュースを選ぶ。
- アイスキャンディは喉を冷やし、潤いを補給できるのでおすすめ。
- 解熱鎮痛剤や局所用の鎮痛スプレーで痛みを緩和する。
- 大人や思春期の患者は、1日数回のぬるま湯に塩を溶かしたうがいで喉を清潔に保ち、細菌の増殖を抑える。
予防・対策
連鎖球菌は非常に感染力が強く、抗生物質で治療を開始してから少なくとも1〜2日間は感染性が続きます。手洗いを頻繁に行い、ドアノブやカウンターなどの共用表面を消毒することで拡散を防ぎましょう。
注意点
治療が不十分だとリウマチ熱に進行し、心臓の弁膜に永久的な損傷を与えることがあります。症状が改善したと感じても、医師の指示があるまで抗生物質は必ず全て服用してください。途中で中止すると再発や耐性菌の出現リスクが高まります。
子どもへの配慮
子どもに使用できる鎮痛薬については医師に相談し、18歳未満にはアスピリンを与えないでください。アスピリンはライ症候群を引き起こす危険があります。
