抗ストレプトリジンOラテックステスト結果の解釈方法
概要
抗ストレプトリジンO(ASO)ラテックステストは、連鎖球菌が産生する毒素ストレプトリジンOに対する抗体の有無を調べる検査です。最近の溶連菌感染後にリウマチ熱や糸球体腎炎などの症状が現れた患者に対して実施されます。検査は200 IU/mL 以上を陽性とし、これが上限値とされます。陽性結果はASO抗体が高濃度で存在する可能性を示しますが、正確な血清価は測定できません。確定診断には追加検査が必要です。
必要なもの
- 陽性コントロール(ASO ≥ 200 IU/mL)
- 陰性コントロール(ASO < 200 IU/mL)
- 検体サンプル
検査手順
検体を陽性コントロールと比較します。陽性コントロールは200 IU/mL 以上のASOを含み、ラテックス粒子が凝集してテスト領域の中央に白い点が現れます。検体でも同様に白点が出た場合、ASO濃度は最低でも200 IU/mL と判断し、追加検査が必要です。
検体を陰性コントロールと比較します。陰性コントロールは200 IU/mL 未満のASOを含み、ラテックス粒子は分散したままで、テスト領域は乳白色になります。検体が同様に乳白色であれば、ASO濃度は200 IU/mL 未満と考えられます。
偽陰性・偽陽性の要因を考慮します。6か月〜2歳児は免疫未熟のため偽陰性が起こりやすく、感染初期でもASOが十分に上昇しないことがあります。逆に、基準値が200 IU/mL を超える人や、リウマチ熱・糸球体腎炎以外のA群溶連菌感染でも偽陽性が出ることがあります。
