MRSAと尿路感染の兆候
概要
多くの人は尿路感染(UTI)を軽症と考え、自己治療を試みます。しかし、MRSAが関与すると症状が急速に悪化し、重篤になることがあります。MRSA‑UTIの兆候は一般的なUTIと似ていますが、特有のサインもあります。
事実
- CDCによると、全人口の約25〜30%が鼻腔に黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)を保菌しています。傷口やカテーテル、呼吸チューブなどから体内に侵入し、免疫力が低下している人は特に感染しやすく、重症化するまで自覚できないことがあります。
発熱
- 体温が100.5°F(約38℃)以上になる場合は要注意です。MRSA‑UTIでは熱が急激に上昇し、寒気や体が温まらない感覚が続くことがあります。感染が進行しているサインですので、速やかに医療機関を受診してください。
腹部痛・側腹部痛
- 国立医学図書館の報告によると、側腹部や背部の痛みはMRSA‑UTIの典型的な症状です。下腹部に圧迫感や痛みを感じ、排尿時に灼熱感や圧迫感があることもあります。これだけでなく、他の症状と併発すると重篤な感染の可能性があります。
失禁
- 感染が進むと排尿コントロールが難しくなり、少量ずつ漏れ出す、または完全に失禁することがあります。失禁は腹痛と同時に現れることが多いですが、個人差があります。
吐き気・嘔吐
- 吐き気はMRSA‑UTIの一般的な症状で、進行すると嘔吐を伴うことがあります。細菌が産生する毒素に体が反応するためです。
早期に医師の診断を受け、適切な抗菌薬治療を開始することが重要です。
