炭疽菌と狂犬病のワクチンを開発した人物は誰か?
炭疽菌ワクチン
最初のヒト用炭疽菌ワクチンは、ルイ・パスツールとその研究チームが1870年代後半に開発しました。培養した炭疽菌を加熱処理し、毒性を弱めた「減毒生ワクチン」です。
パスツールの直後に、イギリスの科学者ロバート・コッホは別のワクチンを提案しました。これは、減毒ではなく、完全に死滅させた菌体を用いた「死菌ワクチン」です。
1880年代には、パスツールらがさらに改良した第2世代ワクチンが登場しました。安全性と有効性が向上し、以後長期間にわたり使用されています。
狂犬病ワクチン
狂犬病ワクチンの最初の実用化は、パスツールとその共同研究者が1880年代に行いました。感染したウサギの脊髄髄質を用いてワクチンを製造し、まず犬に、続いてヒトに接種しました。
1885年、パスツールは史上初のヒト狂犬病予防接種を実施し、若い少年の命を救いました。このワクチンは、感染動物の脊髄髄質を用いる方法が基本となっています。
