排卵と排卵の間で子宮はどのように変化するのか
子宮は約28日周期の月経周期に合わせて様々な変化を繰り返します。排卵(約14日目)までの間に起こる主な段階を以下に示します。
1. 増殖期(Proliferative Phase)
月経が終わった後、子宮は妊娠の可能性に備えて準備を始めます。エストロゲンの分泌が増加し、子宮内膜(子宮の内側の膜)が厚くなります。エストロゲンは子宮内膜の細胞、血管、腺の増殖を促進し、受精卵が着床しやすい環境を整えます。
2. 排卵(Ovulation)
周期の約14日目に成熟した卵子が卵巣から放出されます。これは下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)の急上昇によって引き起こされます。
3. 分泌期(Secretory Phase)
排卵後、破裂した卵胞から形成された黄体がプロゲステロンを分泌します。プロゲステロンは子宮内膜のさらなる肥厚と成熟を促し、血管が拡張し、腺が栄養分を分泌して受精卵の成長を支える準備を整えます。
4. 月経(Menstruation)
受精・着床が起こらなかった場合、黄体は退化し、プロゲステロンとエストロゲンの濃度が低下します。子宮内膜の支持が失われると、内膜は崩壊して血液や粘液と共に排出され、月経が始まります。月経は通常3〜7日続きます。
5. 移行期(Transition)
月経が終わると子宮は次のサイクルに向けて再び修復を始めます。残っている内膜は完全に脱落し、ホルモンレベルは基礎状態に戻ります。この時期は子宮が最も小さくなる時期でもあります。
6. 静止期(Quiescent Phase)
次の排卵直前の短い期間で、子宮は比較的静止した状態にあります。子宮内膜は薄くなり、次の受精卵を受け入れる準備が整います。
以上のサイクルを毎月繰り返すことで、子宮は妊娠の可能性に備えます。妊娠が成立すれば、子宮内膜はさらに肥厚・発達し、胎児の成長を支えます。妊娠が起こらなければ、内膜は月経で排出され、サイクルは再び始まります。
