子宮が損傷する原因は何ですか?

子宮損傷の主な原因

1. 分娩時の損傷

分娩、特に難産や帝王切開などで子宮が裂けたり伸び過ぎたり、過度の圧迫を受けると組織が損傷し、瘢痕が残ります。

2. 手術による合併症

帝王切開や子宮筋腫除去術などの外科手術は、手術範囲が広い場合や適切な管理が行われないと子宮組織を傷つけることがあります。

3. 感染症

骨盤内炎症性疾患(PID)は子宮を含む生殖器官に感染し、重症化すると瘢痕化して機能が低下します。

4. 子宮内膜症

子宮内膜組織が子宮外に増殖する子宮内膜症は、放置や不適切な治療により重症化すると子宮組織に瘢痕や損傷をもたらすことがあります。

5. 放射線治療

がん治療の一環として行われる骨盤部への放射線は、子宮の構造や妊娠機能にダメージを与えることがあります。

6. 子宮頸がん治療

子宮頸がんに対する子宮摘出術や根治的子宮頸部切除、放射線療法は、残存する子宮組織に損傷を残すことがあります。

7. 子宮脱

子宮が本来の位置から下がってしまう子宮脱は、組織や支持靭帯が弱くなり、損傷や変形を引き起こすことがあります。

8. 先天性異常

子宮の形成不全や奇形は、構造的な損傷や機能不全の原因となります。

9. アッシャー症候群

子宮内で瘢痕組織が形成される稀な疾患で、特に子宮掻爬術(D&C)後に起こりやすく、子宮腔の形態を損ね不妊の原因となります。

10. 子宮筋腫

良性腫瘍である子宮筋腫は、サイズが大きい場合や子宮壁に深く浸潤している場合に、子宮の形状を歪めて組織を損傷することがあります。

骨盤の持続的な痛みや異常出血、妊娠に関する不安がある場合は、速やかに産婦人科医を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

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