精嚢の機能は何ですか?

精嚢の主な機能

1. 精液の構成成分

精嚢は粘性のある乳白色の液体(精液)を主に産生し、射精時の精液全体の約50〜60%を占めます。この液体は精子を運搬し、精巣上体から射精管、尿道を経て体外へ運び出す媒体です。

2. 栄養供給

精嚢が分泌する液体には、精子のエネルギー源となる果糖やアミノ酸、タンパク質、ビタミンなどが含まれます。これらは精子が男性・女性生殖管を通過する間、活力と生存を支える重要な栄養です。

3. プロスタグランジンの産生

精嚢はプロスタグランジンという脂質化合物も分泌します。プロスタグランジンは射精時の平滑筋収縮を促し、精子と精液の移動を助けます。また、女性側では子宮や子宮頸部の収縮を刺激し、受精に有利な環境を整えます。

4. pHバランスの調整

精嚢由来の液体はアルカリ性で、膣内の酸性環境を中和し、精子が生存しやすい環境を提供します。pHの適正維持は受精成功に不可欠です。

5. 精液量の増加

精嚢は精液量の大部分を担い、射精時に尿道内の残留尿や古い分泌物を洗い流す役割も果たします。

これらの機能により、精嚢は精子の輸送・保護・受精を支える重要な役割を担っています。

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