IBS(過敏性腸症候群)の治療法

過敏性腸症候群(IBS)は、かつて痙攣性結腸と呼ばれた一般的な疾患です。診断を受けると、下痢と便秘が交互に現れ、腹部の痙攣やガス、膨満感に悩まされます。消化器系の他の疾患ほど重篤ではありませんが、日常生活や食習慣に大きな影響を与えることがあります。以下では、症状を軽減するための具体的な対策をご紹介します。

食事とIBSの症状

IBSはクローン病や潰瘍性大腸炎のように腸管を傷つけたり大腸がんのリスクを高めるわけではありませんが、下痢や便秘、腹痛が頻繁に起こり、生活の質を低下させます。

症状緩和の基本は、刺激となる食品や飲料を食事から除くことです。代表的なトリガーは以下の通りです。

  • 辛い食べ物
  • 小麦製品
  • 乳製品
  • 人工甘味料
  • チョコレート
  • 脂っこい食事
  • 炭酸飲料
  • ガスを発生しやすい野菜(玉ねぎ、ピーマン、レタス、ブロッコリー)

これらを一つずつ除去し、症状の変化を記録すると、個人にとっての原因食品が特定しやすくなります。

食物繊維でIBSを管理する

便秘、ガス、膨満感はIBSの代表的な症状で、低繊維の食事が便秘の主因です。腸の動きが不規則になるとガスが溜まり、腹部の不快感が増します。

食事に食物繊維を取り入れることで、便通を促し症状を和らげることができます。1日5皿以上の野菜や果物を目安に摂取するか、必要に応じて繊維サプリメントを利用しましょう。ただし、過剰な繊維は逆に症状を悪化させることがあるため、1日あたり20〜35gを目安にしてください。

運動で消化器官を健康に保つ

自然にIBSを改善したいなら、定期的な運動が効果的です。適度な運動は体内の余分な水分を排出し、免疫機能を高め、腸の蠕動運動を活性化させます。その結果、便秘が緩和されます。

毎日30分以上、できればそれ以上の運動を取り入れましょう。速歩き、ジムでのトレーニング、エアロビクス動画など、自分に合った方法で継続することが大切です。

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