感染がなくても検出される尿中白血球の意味と対処法

白血球(尿中)

白血球は体の免疫システムの主成分で、ウイルスや細菌などの侵入者を捕食・破壊し、抗体を放出して無力化します。感染が起きると白血球は感染部位へ移動し、腎臓での感染がある場合は尿中に現れます。

尿中白血球エステラーゼ検査

正常な尿には白血球は含まれません。白血球の有無を簡易的に調べる方法として、白血球エステラーゼという酵素の検出があります。検体は試薬が塗布されたスティックに浸し、色変化でエステラーゼの有無を判定します。陽性が出た場合は、偽陽性の可能性があるため顕微鏡検査で確認します。

顕微鏡尿検査

化学的検査で白血球が検出されたら、顕微鏡による尿検査で確定します。食事や薬剤が尿の化学組成に影響し、偽陽性を引き起こすことがあるためです。実際に白血球が尿中に存在すれば、顕微鏡で観察できます。

ピュリア(尿中白血球)

尿中に白血球が混在する状態をピュリアと呼びます。多くは尿路感染症が原因ですが、腎結石の通過など物理的な損傷でも起こります。この場合、白血球は炎症反応の結果であり感染ではありません。また、血中の白血球数が極端に高いと、血中エステラーゼが尿中に漏れ出し、偽陽性になることがあります。

留意点

尿中白血球やその他の異常は、臨床検査技師などの専門家が正確に測定します。診断・治療は医師の判断が必要です。頻尿、排尿時の痛みや灼熱感、尿の色の変化、骨盤や腹部の痛みを感じたら、感染や他の疾患の有無を確認するために受診してください。

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