腎静脈血栓症の兆候と症状は?

症状

腎静脈血栓症の主な症状は、背中上部の痛み、尿量の減少、尿に血が混じることです。血栓が肺へ流れた場合は、胸痛や息切れが現れます。その他、血圧上昇、発熱、体の片側に鋭い痛み、腎臓の腫れなども報告されています。症状が全く出ないケースもあります。

原因

子どもや乳児では、脱水が血液量を減少させ血栓形成を促すため、最も一般的な原因です。成人の場合は、背部や腹部への外傷で瘢痕ができ、腎静脈に血液が滞留することが原因となります。腎臓の腫瘍が静脈を塞ぐケースや、腎症候群(腎臓が損傷し大量のタンパク尿が出る状態)も血栓のリスクを高めます。

診断

医師は腹部の触診で腎臓の腫れを確認し、聴診器で異常音を聴くことで血流障害を疑います。血液検査や尿検査で凝固異常やタンパク尿、コレステロールの上昇が認められることがあります。

救急受診が必要なとき

以下の症状が現れたら速やかに医療機関を受診してください。

  • 体温が39℃(102°F)以上の発熱
  • 足や体の急激な腫れ
  • 脱水のサイン(涙が出ない泣き声、極度の倦怠感、頬や腹部の凹み、めまい)
  • 異常な喉の渇き、濃い色の尿、口の乾燥

治療法

脱水が原因の場合は、点滴による水分補給が基本です。血栓が肺へ移動するリスクがある場合は、抗凝固薬で血栓の拡大を防ぎます。必要に応じて外科的に血栓や損傷した腎組織を除去し、柔軟なチューブで閉塞した静脈を開通させる手術が行われます。また、安静が必要なケースもあります。

腎臓病 - 関連記事