慢性腎臓病(CKD)とは?原因・症状・治療法

概要

慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease、CKD)は、腎機能が時間とともに徐々に低下していく進行性の疾患です。腎機能が一定以上低下すると、慢性腎不全(慢性腎臓不全)とも呼ばれます。

主な原因

CKDの原因は多岐にわたり、特に以下の疾患が大きく関与しています。

  • 糖尿病:高血糖が腎臓の微小血管を傷害し、腎機能低下を招く。
  • 高血圧:血圧が持続的に高い状態が腎臓の血管に負担をかける。
  • 自己免疫疾患(例:ループス腎炎):免疫系が腎組織を攻撃する。
  • その他:多嚢胞性腎疾患、腎臓結石、長期の薬剤使用(NSAIDsなど)など。

症状

初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、腎機能が低下すると以下のような症状が現れます。

  • むくみ(特に足や足首)
  • 倦怠感・疲労感
  • 尿量の変化(頻尿や夜間頻尿)
  • 血尿や尿の泡立ち
  • 高血圧の悪化

治療法

CKDは完治が難しいため、進行を遅らせることが重要です。主な治療は次の通りです。

  • 薬物療法:血圧管理薬(ACE阻害薬・ARB)、血糖コントロール薬、脂質低下薬など。
  • 食事療法:塩分・タンパク質の適切な制限、カリウムやリンの管理。
  • 生活習慣の改善:禁煙、適度な運動、体重管理。

末期腎不全(ESRD)と最終的な治療

CKDが進行し、腎機能が10%未満になると末期腎不全(End‑Stage Renal Disease、ESRD)と診断されます。この段階になると、以下のいずれかが必要になります。

  • 透析療法(血液透析または腹膜透析)
  • 腎移植

いずれの治療法も、専門医と十分に相談し、患者さん自身の生活スタイルや希望に合わせて選択することが重要です。

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