透析:必要になるタイミングとその理由

透析は、腎臓の機能が十分に働かないときに、血液中の老廃物や余分な水分を除去する医療処置です。主に慢性腎臓病(CKD)や急性腎障害(AKI)で必要とされます。

慢性腎臓病(CKD)

CKDでは腎機能が徐々に低下し、血中に老廃物が蓄積して尿毒症(ウレミア)を引き起こします。腎機能がステージ5(腎不全)に達し、腎臓だけでは十分に老廃物を除去できなくなると、透析が必要になります。

急性腎障害(AKI)

AKIは急激に腎機能が低下する状態で、感染症、脱水、特定の薬剤、大手術後の合併症などが原因です。重症例では、腎機能が回復するまでの一時的なサポートとして透析が行われます。

透析が必要となる主な指標

  1. 血中尿素窒素(BUN)・クレアチニンの上昇:一定の基準値を超え、症状やリスクがある場合に透析が検討されます。
  2. 体液過剰と電解質異常:余分な水分や電解質バランスが崩れたときに、透析で調整します。
  3. 尿毒症・代謝性アシドーシス:老廃物や酸性物質が蓄積し、pHバランスが乱れた場合に透析が有効です。
  4. 高カリウム血症:血中カリウムが上昇すると心拍リズムに危険が生じ、透析でカリウムを除去します。

透析が推奨される症状・合併症

疲労感、倦怠感、呼吸困難、吐き気・嘔吐、足・手・顔のむくみ、原因不明の体重増加などが現れたときに、医師は透析の適応を評価します。

透析の種類と実施場所

透析には主に血液透析と腹膜透析の2種類があります。選択は患者の病状、既往歴、腎機能の重症度によって決まります。透析は病院や専門の透析センターで、医療スタッフの監督のもと行われます。

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