背中のにきびはループスの症状になることがある?
背中や体の他の部位にできる赤く盛り上がった炎症は、実はにきびではなく自己免疫疾患であるループス(全身性エリテマトーデ)の皮膚症状、すなわち「皮膚ループスエリテマトーデ」と呼ばれます。
ループスとは
米国ループス財団によると、ループスは「皮膚、関節、血液、腎臓など体のさまざまな部位に影響を及ぼす慢性炎症性疾患」です。
ループスの種類
主な4つのタイプがありますが、最も一般的なのは全身性エリテマトーデ(SLE)です。皮膚ループスエリテマトーデは、発疹が主な症状であり、重度のにきびと誤認されがちです。その他、薬剤誘発性ループスと新生児ループスがあります。
にきびか発疹か
ループスに伴う皮膚の発症は「にきび」ではなく、医学的には「皮膚ループスエリテマトーデ」と診断されます。これはSLEの一次症状でもあり、通常は鱗屑があり、赤く盛り上がりますが、かゆみはほとんどありません。
典型的な外観
代表的な皮膚症状としては、鼻梁と頬に広がる「蝶形紅斑(バタフライ・ラッシュ)」があります。また、円形の発疹である「円盤状紅斑」は頭皮、首、顔、鼻、口、外陰部などに現れることがあります。
発症のきっかけ
ループスは環境要因で誘発されることが多く、最も一般的なのは紫外線です。ジョンズ・ホプキンズ大学関節センターのミシェル・ペトリ博士によれば、日焼けによる皮膚のダメージがきっかけで初めてループスが顕在化するケースが多数報告されています。
