低抗体の検査結果の読み方
抗体(免疫グロブリン)は、体が細菌やウイルス、がん、動物のフケなどに対抗するために産生します。抗体は血液や唾液、粘膜などさまざまな部位に存在し、種類によって役割が異なります。抗体の数値が低いと、特定の病気や症状と関連していることがあります。たとえば、抗核抗体(ANA)検査は自己免疫疾患、特に全身性エリテマトーデス(SLE)をスクリーニングするために用いられます。ANAの数値が低い場合、自己免疫疾患の可能性は低いと判断されます。
検査結果の読み方ステップ
- 血液サンプルを採取
医療機関の検査室で血液を採取します。どの抗体を測定するかにかかわらず、血液検査が必要です。 - 検査結果を受け取る
数日後に結果が出ます。検査室は基準範囲外の項目を示し、担当医が結果を説明します。 - IgA抗体の数値を確認
IgAが85 mg/dL 未満の場合は低値とみなされます。低IgAは白血病、腎疾患、腸の問題、または筋協調障害を伴う遺伝性疾患の兆候であることがあります。 - IgG抗体の数値を評価
IgGが565 mg/dL 未満の場合は低値です。低IgGは巨球タンパク血症、白血病、腎疾患などで見られます。 - IgM抗体の数値を確認
IgMが55 mg/dL 未満なら低値です。低IgMは特定の白血病、多発性骨髄腫やその他の免疫疾患で認められます。 - ANA検査結果を確認
陰性(たとえば 1:40 以下、または 1:80 未満)はANAが低く、自己免疫疾患の可能性が低いことを示します。正常な人でも 5% 程度は低レベルのANAを持っています。
