ループス(全身性エリテマトーデス)の初期症状
ループス(全身性エリテマトーデス)は、免疫系が誤って健康な組織や血液細胞を攻撃する自己免疫疾患です。関節、血管、皮膚、内臓などに広範な障害をもたらす可能性があります。女性に多く、特に米国インディアン、ヒスパニック系、黒人、アジア系の女性に罹患率が高いことが知られています。以下に、ループスの代表的な初期症状をまとめました。
極度の疲労感
ループスの最も顕著な初期サインは、日常生活が困難になるほどの強い倦怠感です。患者はしばしば「常に疲れている」感覚を訴え、休息を取っても回復しにくいことがあります。疲労は他の症状と併発しやすく、早期発見の重要な手がかりとなります。
皮膚の発疹
皮膚症状も初期段階で頻繁に見られます。典型的なのは頬と鼻に現れる「蝶形紅斑(バタフライラッシュ)」で、赤紫色の隆起した発疹です。その他、唇や口内の潰瘍、腕や手に赤い斑点や痂皮ができることもあります。光に対する感受性が高く、日光に当たると症状が悪化しやすい点も特徴です。
筋肉・関節の痛み
関節や筋肉の痛みは、ループス患者の約75%が経験すると言われています。朝起きたときに特に強く、肘、手首、足首、膝、指関節など対称的に痛むことが多いです。痛みとともに腫脹、発赤、熱感が現れることもあります。
レイノー現象
手足の血管が収縮し、寒冷やストレスに反応して皮膚が白や青に変色するレイノー現象も、ループスの初期症状のひとつです。しびれや感覚の鈍麻を伴うことがあります。
その他の早期サイン
体重減少、抜け毛、リンパ節の腫脹、光過敏、頭痛や不安・うつといった神経症状、心膜炎による胸痛、血管炎、発熱なども報告されています。これらの症状が複数見られる場合は、早めに医師に相談することが推奨されます。
