ループス(全身性エリテマトーデス)の顔に現れる症状と対策
種類
ループスの顔の症状は、全身性エリテマトーデス(SLE)、円板状ループス、薬剤誘発性ループスの3つの主なタイプすべてで起こり得ます。全身性エリテマトーデスでは、免疫系が内部臓器を攻撃し、顔に紅斑が現れます。円板状ループスは皮膚が主に攻撃され、顔を含む全身に紅斑や潰瘍が生じます。薬剤誘発性の場合も同様に顔に発疹が出ることがあります。皮膚に現れるループスの発疹や潰瘍は「皮膚ループス(Cutaneous Lupus)」と呼ばれます。
特徴
顔にできる代表的な発疹は「蝶形紅斑(マラールラッシュ)」で、頬と鼻梁を横切る蝶のような形をしています。平坦なものから隆起したものまであり、淡紅色から鮮やかな赤色まで様々です。日光に当たると悪化しやすいのが特徴です。円板状ループスの病変は円形やコイン形で、鱗屑が付いて白く見えることがあり、瘢痕を残すこともあります。
診断
顔や円板状の病変はループスの最初の症状として現れることが多いです。その他の症状としては倦怠感、光過敏、口腔潰瘍、関節炎、うつ状態などがあります。顔の発疹は酒さ(ロザシア)と見間違えることがありますが、ロザシアは鼻唇溝にも現れ、にじみや小さな丘疹を伴う点で区別できます。皮膚病変は生検により確定診断されます。
治療
皮膚科医はステロイド系外用薬や注射で炎症と紅斑を抑えることが一般的です。日光過敏を防ぐために日焼け止めの使用が推奨されます。アルゴンレーザー治療も有効とされています。薬剤が原因の場合は、該当薬の使用を中止すれば発疹は消失します。
予防・管理
日焼け止めの使用と直射日光の回避は発疹の予防に重要です。バランスの取れた食事、定期的な運動、ストレス管理、十分な睡眠も症状の悪化を防ぎます。抗炎症薬による内服治療も症状コントロールに役立ちます。医師の定期的なフォローと生活習慣の見直しにより、多くの患者は長期間症状を抑えて生活できます。
