左側の首の後ろにできたしこりは、どのような症状の可能性がありますか?
首の左側の後部にしこりができる原因は多岐にわたります。以下に主な原因とそれぞれの特徴をまとめました。
1. リンパ節の腫脹
リンパ節は免疫系の一部で、感染や炎症が起きると腫れやすくなります。風邪、インフルエンザ、溶連菌性咽頭炎、単核球症、皮膚感染、歯の感染などが原因となります。
2. 脂肪腫(リポーマ)
脂肪細胞からなる良性腫瘍で、柔らかく動きやすく、痛みを伴わないことが多いです。背中や首、肩にできやすいです。
3. 皮脂嚢胞
皮脂腺が詰まってできる良性の嚢胞です。小さく丸い硬いしこりとして触れ、顔や首、背中に多く見られます。
4. 筋肉の捻挫・筋傷
首や背中、肩の筋肉が伸びすぎると、痛み・腫れ・圧痛が生じます。
5. 椎間板ヘルニア
椎間板の中心部が外側の繊維輪を通って飛び出す状態で、首の部位に起こると腕や手に痛み・しびれ・脱力感が出ます。
6. 骨関節炎(変形性関節症)
椎間関節の軟骨がすり減ることで、首に痛み・こわばり・腫れが現れます。
7. 関節リウマチ
全身性の炎症性関節疾患で、関節の腫れ・痛みに加えて倦怠感・体重減少・発熱などがみられます。首の関節にも影響します。
8. がん
稀に、首の後部のしこりが悪性腫瘍であることがあります。がん性腫瘍は硬く固定され、増大したり痛みを伴うことがあります。
受診の目安
以下の症状がある場合は速やかに医師の診察を受けてください。
- しこりが硬く、固定されている、または大きくなる
- しこりと同時に痛み、発熱、体重減少がある
- 嚥下や呼吸が困難になる
医師は視診・触診のほか、超音波検査や生検などの追加検査を行い、原因を特定します。
