シペルメトリンの効果と健康影響

概要

シペルメトリンは合成ピレスロイド系殺虫剤で、作物や建物、船舶などの害虫防除に広く使用されています。しかし、昆虫以外の動物にも有害で、特に魚類に対しては極めて高い毒性が報告されています。人への健康影響も多数報告されており、皮膚・呼吸器・消化器への影響や、長期的な発がん性リスクが懸念されています。

皮膚への影響

シペルメトリンが皮膚や眼に付着すると、刺激、灼熱感、しびれ、刺すような感覚が生じます。アレルギー反応を起こすこともあります。皮膚から吸収されると、協調運動障害、めまい、痙攣、さらには膀胱機能障害が起こることがあります。

呼吸器への影響

散布作業中に吸入することが主な経路です。既往の呼吸器疾患がある人は症状が悪化しやすく、敏感な人は咳や呼吸困難を訴えることがあります。

消化器への影響

皮膚からの吸収や誤飲により、激しい吐き気、嘔吐、下痢が起こり、重症例では脱水症状を伴います。これらは高濃度に曝露した場合に顕著です。

その他の健康リスク

米国環境保護庁(EPA)はシペルメトリンを「弱い可能性がある発がん性物質」と位置付けています。中枢神経系への影響、動物実験での肝臓・腎臓障害が報告されており、極端な大量摂取は致死的になる可能性があります。

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