Churg‑Strauss症候群(CSS)の診断手順
病歴と症状の確認
医師は過去の病歴や現在の症状を詳しく聞き取り、喘息、鼻閉、関節痛、皮疹、末梢神経障害など、CSSに特徴的な症状に注目します。
身体検査
関節や皮膚の腫脹、紅斑、圧痛など炎症の所見を確認し、リンパ節の腫大や肺・心臓の状態も評価します。
血液検査等の実験室検査
以下の検査が行われます。
- 完全血球計算(CBC):白血球減少や好酸球増加の有無を確認
- 赤沈(ESR)・C反応性タンパク(CRP):全身炎症の程度を評価
- 抗好中球細胞質抗体(ANCA)検査:CSSに関連する特異的抗体の有無を判定
- 血清IgE測定:IgE濃度の上昇が見られることがあります
- 尿検査:タンパク尿や潜血など腎障害の兆候をチェック
画像診断
炎症や臓器障害の範囲を把握するために、以下の検査が推奨されます。
- 胸部X線:肺の炎症や浸潤の有無を確認
- 胸部・副鼻腔CT:気道や鼻腔の炎症を詳細に評価
- 関節MRI:関節の炎症程度を画像で把握
組織検査(生検)
必要に応じて、肺、皮膚、リンパ節などの疑わしい部位から組織を採取し、顕微鏡でCSS特有の病理所見を確認します。
診断基準
米国リウマチ学会(ACR)が定めた基準に基づき、臨床症状、検査値、画像所見、組織診断を総合的に評価して診断します。診断はリウマチ専門医、呼吸器専門医、アレルギー専門医、病理医など多職種チームで行うことが推奨されます。
