梅毒の兆候と症状とは
梅毒は感染後、症状が4つの段階に分かれて現れます。各ステージの特徴と注意すべき症状をまとめました。
一次梅毒(Primary syphilis)
- 感染部位に硬く丸い痛みのない潰瘍(硬結)ができる。主に性器だが、肛門、口腔、その他の皮膚部位にも現れることがある。
- 腫れた鼠径部や他部位のリンパ節が伴うことがある。
- 治療しなくても3〜6週間で自然に治癒することが多い。
二次梅毒(Secondary syphilis)
- 一次潰瘍が消えた2〜8週間後に出現し、数週間から数か月続く。
- 主な症状
- 手掌・足底を含む全身の発疹
- 発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛
- 喉の痛み、口腔内の潰瘍
- 視覚障害、聴覚低下
潜伏梅毒(Latent syphilis)
- 二次梅毒が治療されない場合に移行。
- 症状がほとんど現れず、数年から数十年続くことがある。
- この期間でも他者へ感染させる可能性がある。
三次梅毒(Tertiary syphilis)
- 治療されない潜伏梅毒の約15%で発症。
- 主な障害
- 心血管系の損傷(動脈瘤や血管炎)
- 中枢神経系の損傷(脳・脊髄)
- 眼や骨・関節の損傷
- 皮膚の潰瘍や腫瘍、麻痺、失明、認知症、最終的に死に至ることも。
神経梅毒(Neurosyphilis)
- 梅毒のどの段階でも起こり得るが、三次梅毒で最も頻繁。
- 症状例
- 頭痛、視覚障害、聴覚低下
- 意識混濁、記憶障害、性格変化
- 麻痺、失明、認知症
先天性梅毒(Congenital syphilis)
- 母親が治療せずに梅毒に感染した場合、胎児に感染。
- 新生児の主な症状
- 早産、低出生体重
- 皮膚発疹、けいれん
- 視覚・聴覚障害、知的障害
- 重症例では死亡
