肺鬱血(肺うっ血)とは?
肺鬱血(肺うっ血)または肺水腫は、肺胞に過剰な液体がたまり、呼吸がしにくくなる呼吸器疾患です。主に心不全が原因で、早期に適切な治療を行わないと重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
症状
- 息切れや呼吸困難
- 過度の発汗、顔色が蒼白
- 咳、喘鳴(ぜんめい)、呼吸時のゴロゴロ音
- 睡眠中に突然呼吸が苦しくなる「発作性夜間呼吸困難(PND)」
原因
- 心不全に伴う肺静脈圧の上昇が最も一般的な原因です。心臓のポンプ機能が低下すると、肺内の血管圧が上がり、血管外へ液体が漏れ出して肺胞にたまります。
治療法
- 酸素吸入(マスクや鼻カニュラ)による酸素補給
- 重症例では気管内チューブを挿入し、人工呼吸器による人工換気が行われます。
予防・対策
- 低脂肪・低塩分の食事を心がけ、心不全や肺水腫のリスクを減らす。
- 医師から処方された薬は指示通りに服用し、定期的な検査で心機能を管理する。
予後
- 血流が阻害されると臓器への酸素供給が低下し、腎不全や致死的な合併症を引き起こす可能性があります。
- 人工呼吸器による補助呼吸を受けた患者は、肺機能が低下しやすく、回復に時間がかかります。
