気管内チューブ装着患者に鼻咽頭気道は使用できるか?
鼻咽頭気道(NPA)とは
鼻咽頭気道(NPA)は、柔軟なプラスチック製チューブで、鼻腔から鼻咽頭まで挿入し、気道を確保します。自発呼吸ができない、または部分的な閉塞がある患者の呼吸補助に用いられます。
気管内チューブ(ETT)とは
気管内チューブ(ETT)は、硬いプラスチック製チューブで、口または鼻から気管内に挿入し、完全な気道確保と呼吸管理を行います。自発呼吸ができない、または完全閉塞がある患者に使用されます。
NPAとETTの併用はなぜ避けられるか
NPAはサイズが小さく挿入が容易ですが、既にETTが装着されている状態で使用すると、ETTの位置がずれやすく、確実な気道確保が損なわれます。また、ETTがあることでNPAが十分な気道を提供できなくなるため、併用は推奨されません。
ETTが閉塞した場合の対処法
ETT装着患者で気道閉塞が疑われる場合、まずETT内の吸引を行います。吸引で改善しない場合は、ETTの再定位や交換が必要です。緊急時にNPAを用いて一時的に換気を補助することはありますが、常用は推奨されません。
