チルブレイン(寒冷蕁麻疹)の原因と治療法
原因
チルブレインは、寒さにさらされた皮膚が血管の損傷を受け、血管が拡張してリンパ液が漏れ出すことで起こります。寒さを感じなくても、冷たい空気に触れるだけで発症することがあります。皮膚が赤く腫れ、急に温められると(例:熱い湯に手を入れる、暖炉の前に立つ)症状が顕在化しやすくなります。
リスク要因
凍えるほどの寒さでなくても、湿度が高く気温が低い(氷点下ではない)11月から4月にかけての季節に起こりやすいです。以下の人は特にリスクが高いとされています。
- 低体重の方
- 女性
- レイノー症候群や血行不良のある方
- 締め付けの強い服装や靴を履く人
- 過去にチルブレインを経験したことがある人(再発しやすい)
予防策
寒さへの露出時間をできるだけ短くし、皮膚をゆっくりと温めることが重要です。
- 熱すぎないぬるま湯で徐々に温める
- 重ね着で体温を保ち、手袋・イヤーマフ・帽子で露出部位を保護する
- 自宅や職場、車内は暖かく保ち、極端に高温にしすぎない
治療法
症状が軽度の場合は、以下のセルフケアで改善が期待できます。
- 患部を温かい石鹸水で優しく洗い、感染予防を図る
- 市販のヒドロコルチゾン軟膏などで痒みを抑える(掻かないように注意)
- 患部をゆっくりと温め、血流を回復させる
症状が1〜3週間で改善しない、または膿が出る・疼痛が強い場合は医師の診察が必要です。医師は以下の処方を検討することがあります。
- ステロイド外用薬や内服薬で炎症と痒みを抑える
- 感染が疑われる場合は抗生物質
- 血管拡張薬(血圧降下薬)で血流改善を図る
適切な治療を受ければ、チルブレインは数週間で自然に治癒します。
