湿疹の症状と対策
症状
湿疹のある人は、皮膚が赤くなり、かゆみが強く、炎症やかさぶた、時には水分がたまった小さな水疱ができることがあります。かゆみが出やすい部位は、肘の曲がる部分、膝の裏側、足首、手首、顔、首、胸の上部などです。かゆみを抑えようと掻きむしると、皮膚が硬くなり、レザー状になることもあります。症状の出方は人それぞれです。
原因
湿疹は大きく分けて接触性皮膚炎とアトピー性皮膚炎に分類されます。刺激性接触皮膚炎は、洗剤などの弱い刺激物に長時間さらされたり、バッテリー酸などの強い刺激物に少量触れたときに起こります。アレルギー性接触皮膚炎は、アレルゲンが皮膚に接触したときに発症します。アトピー性皮膚炎は、遺伝的な体質と免疫系の過剰反応が組み合わさって起こりますが、正確な原因はまだ完全には解明されていません。
合併症
湿疹が長期間続くと、掻きむしり過ぎた部位が厚く硬くなる「苔癬(神経皮膚炎)」になることがあります。また、掻いた傷が感染しやすくなり、細菌や真菌による皮膚感染症を引き起こすこともあります。さらに、目の周りの皮膚が炎症を起こし、かゆみや涙、まぶたの腫れといった眼症状が出ることがあります。
予防・対策
根本的な治療法はありませんが、症状の悪化を防ぐために次のことが有効です。
- 顔の湿疹には、刺激の少ない洗顔料や石鹸代用品で優しく洗い、ノンコメドジェニック・オイルフリーの保湿剤を使用し、低刺激のメイクや日焼け止めを選びます。
- 熱いお湯は皮膚を乾燥させるため、短時間のぬるま湯のシャワーに切り替えます。
- かゆみを感じても掻かないようにし、必要に応じて保湿クリームや抗炎症剤を塗布してかゆみを抑えます。
症状が重い場合は皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。
